こんにちは、坂野です。
今日は、子どもの心の扉を開く「ことば」について書こうと思います。
ある日子どもが、親にこんな話をする場面を想像してみてください。
「部活、辞めようかと思うんだ」
「今度の担任、嫌いなんだ」
「もう学校に行きたくないんだ」
みなさんだったら、どんな風に反応されるでしょうか?
もちろん、状況・事情次第で、答えは変わってくると思いますし、絶対的な答えはないと思います。
ただ今回は、子どもが自らの問題や感情を打ち明けようとする様子が見て取れます。
子どもが心を開いて、もっと話をしてくれたら嬉しいですね。
こんなときに、子どもが心の扉を開いてくれる「ことば」は、実はとってもシンプルなものです。
「そうか」
「まあ」
「そうだったのか、フンフン」
「どういうことかな?」
お分かりいただけますでしょうか?
実はこれ、聞き手である親は、自分の考え、判断、感情を子どもに一切伝えていません。
一方で子どもには、その考え、判断、感情を表現するように促しています。
これらのことばは、「ドア・オープナー」(扉を開くことば)、または「もっと話すことへの招待」と言われています。
親がこのような「ことば」を出すことで、子どもはさらに話をしやすくなります。
実は「心の扉を開くことば」は、質問、忠告、教訓などを含まず、親自身の感情や思考をコミュニケーションに持ち込みません。
むしろこういった「ことば」は、子どもに対する親の「受容」や「尊重」のメッセージを伝えることになります。
こういった反応のおかげで、子どもは自分のペースで自由に話をすることができると思います。
親の質問(尋問?)や感情に誘導されるがままに子どもが話を続けるとすれば、誤解が生じてしまう可能性もあります。
今日は子どもの心の扉を開く「ことば」について書かせていただきました。
どなたかのお役に立ちましたら嬉しいです。
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